商学部の1年生へ

小林尚朗です。

ゼミ試の直前に申し訳ございません。
私が2009年度より在外研究に行くことが本日の教授会で決定し,今年はゼミ募集を急遽中止することになりました。ガイダンスへの参加を考えていてくれた方,小林ゼミへの入室を考えていてくれた方,本当に申し訳ございません。

小林ゼミの募集はありませんが,私のゼミ一般に対する考えを載せたいと思いますので,興味がある方は続きを読んでください(長文ですが・・・)。





入学からまだ半年あまりの1年生にとって,“ゼミ”と言われてもイメージが十分にわかないかもしれません。しかし,ゼミの研究テーマ,所属コース,教員,先輩,そしてもちろん同期の仲間など,ゼミを形成している要素はどれも今後の学生生活にとって重要でかけがえのないなものとなります。そのため,個別ガイダンスにできるだけ積極的に出席し,各ゼミの主題や雰囲気などを知ることはとても大切だと思います。

ただ,自分が入室したゼミで充実した日々を過ごすためには,なによりも自分自身が,入室後に仲間と協力しながら積極的に活動し,ゼミに貢献することが必要になります。ゼミは大教室で行われるような受け身の講義ではありません。入室後は,ゼミ員一人ひとりが主役になったつもりで,ゼミを充実させるために自分にはなにができるかを考え,行動しなければなりません。ゼミからなにを得られるかは,教員を含めたゼミの一人ひとりが,ゼミになにを与えることができるかにかかっているのです。

ゼミには様々な人がいることでしょう。勉強ができる人もいれば,遊びの天才もいるかもしれません。頭を使うのが得意な人もいれば,体を動かす方が好きな人もいると思います。性格はもちろん,出身地あるいは国籍が異なることもあるでしょう。まさに“小宇宙”です。このように様々な特徴を持った人が集まるなかで,相手を尊重しながら自分の個性を発揮し,互いを補い合いながらある種の共同作業を進めていくのがゼミ活動に他なりません。ゼミは,最初から気の合う仲間が集まって始めるわけでもないし,価値観や考え方が違う人と出会うことにもなるでしょう。そのなかで,前述のように一人ひとりが自分にできることを考え,実行することは,会社,地域社会,あるいは国家やグローバル社会など,どのようなコミュニティでも応用可能なだけでなく,大学にまで進学することができた人間にとって義務でもあります(大袈裟なようですが,大真面目に書いています)。

明治大学の校歌に,「眉秀でたる若人が,撞くや時代の暁の鐘」という節がありますが,大学生というのは純粋な目で世の中を見つめて,社会の理想を掲げることができる立場にあります。また,学生時代に幅広い教養や知識を身につけ,多くの経験や挫折を味わうことによって,将来様々な場面で正しい判断や行動ができるようになります。そのためには,学生時代にしっかりと勉強し,様々なことに興味を持つことが必要となります。グローバル化が進む現代は,大きな時代の転換期となっており,これまで以上に学ぶべきことが数多くあります。ぜひとも学生生活を大切に過ごしてください。

一人ではなかなか実践しにくいこれらのことも,ゼミのなかでは可能性が高まります。この文章をここまで読んでくれた人は,ゼミに何かを期待している,あるいは心に期するものがある人たちかもしれません。それを実現できるゼミをぜひとも見つけてください、というか自分で苦労しながら築き上げてください。「僕と一緒に築いて行こう!!!!!」と今年は言えないことがたまらなくたまらなく残念ですが,みなさんの今後の大学生活がメチャクチャ最高なものになることを心から祈っています。頑張りたまえ!!!!!
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by kobayashi_seminar | 2007-11-14 04:02 | お知らせ | Comments(2)
Commented by 商学部 1年 at 2007-11-16 14:57 x
小林先生、コメント読ませていただきました。
私は商学部に特別入試によって入ったのですが、高等学校までは国際コースにいたので世界中、特に途上国の様々な問題と向き合う機会が多くありました。ビジネスの視点から、国際社会に貢献できる方法を研究したいと強く思い、明治大学に入学しました。そして、このゼミならそれができる!と思ってたのですが大変残念です…(><)

ゼミ内容をこのサイトで見せてもらったり、小林先生が1年生に向けてガイダンス用に載せられたメッセージやquote、 reality can destroy the dream; why shouldn't the dream destroy reality?などを読み、明治に、こんないい先生とがいて、こんないいゼミがあったんや!と非常に感銘を受けたので、それをお伝えしたくてここにコメントさせて頂きました。読んで下さって、ありがとうございました。
Commented by 小林尚朗 at 2007-11-17 00:21 x
関西方面出身の方でしょうか? コメントを残してくれてありがとうございます。とってもうれしいです。

また,うちのゼミを希望していてくれたこと,感謝の気持ちと申し訳ない気持ちで一杯です。僕も残念です。ありがとう。

でも,商学部には素晴らしいゼミがたくさんあるし,あなたしだいで最高の学生生活を送れると思います。“ビジネスの視点から国際社会に貢献できる方法”,ぜひとも探り出してください。期待しています!!!!!


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