業務連絡


ゼミ生諸君へ


期末テストも月曜で終わりますが、
読書リストを掲載しておきます。

今年は合宿がやや早めの日程ですが、
合宿の勉強会テーマに関連したものが中心になっています。




ミシェル・アルベール(1992年)
『資本主義 対 資本主義』(小池はるひ訳)竹内書店新社,2,200円。
→1996,2008年にも新装出版されている息の長い本。米国や英国のアングロサクソン型資本主義よりもドイツや日本の資本主義のほうがはるかに成績が良く,平等で,安定しているのに,世界で人気なのはアングロサクソン型・・・ なぜだ!

禹ソックン・朴権一(2009年)
『88万ウォン世界』(金子友子)明石書店,2,000円。
→韓国で空前のベストセラーとなった本の邦訳版。日本の若者以上に(?)厳しい現実が待っている韓国の若者たち。非正規職の手取り月給は平均88万ウォン(約6万円)。韓国ワーキングプアは人ごとの話ではない。

アンソニー・ギデンズ(1999)
『第三の道-効率と公正の新たな同盟-』(佐和隆光訳)日本経済新聞社,1,500円。
→社会主義でもない,資本主義でもない,第三の道を模索する。市場主義と社会的安定は両立できる。英ブレア元首相に大きな影響を与えたギデンズの名著。古本屋でどうぞ。うちの近所のブックオフでは100円でした。

佐藤寛編(2011)
『フェアトレードを学ぶ人のために』世界思想社,2011年。
→フェアトレードの基礎知識から様々な現状まで,とてもわかりやすく書かれた本です。

レスター・C・サロー(1996)
『資本主義の未来』(山岡洋一・仁平和夫訳)TBSブリタニカ,2,200円。
→もう15年も前の本ですが,資本主義と社会主義について考えるには良い本です。とはいえ,僕はなにが書かれていたか忘れかけていますが・・・。ブックオフだと100円,アマゾンだと100円以下でしょう。

徐京植(2012)
『在日朝鮮人ってどんなひと?』平凡社,1,400円。
→現職である韓国の李明博大統領も,北朝鮮の金正恩第一書記の母,高英姫氏も,大阪生まれである。在日朝鮮人のことを知ることは,日本のことを知ることにつながるのではないでしょうか。

ジョセフ・S・ナイ(2011)
『スマート・パワー-21世紀を支配する新しい力-』(山岡洋一・藤島京子訳)日本経済新聞社,2,000円。
→ハード・パワーに代わる(加わる)ソフト・パワーの概念を世界に広めた筆者が提唱する「スマート・パワー」とはなにか。

アレックス・ニコルズ/シャーロット・オパル(2009)
『フェアトレード-倫理的な消費が経済を変える-』(北澤肯訳)岩波書店,2,800円。
→硬派なフェアトレードの本。理論と実践をともに展開している。


ステファン・ハルパー(2011)
『北京コンセンサス』(園田茂人・加茂具樹訳)岩波書店,3,000円。
→「資本主義 対 社会主義」という冷戦が資本主義の勝利(?)に終わり,ワシントン・コンセンサスが世界に流布された。しかし,中国の台頭と米国の相対的な衰退が,新たなコンセンサスを浮上させている。北京コンセンサスはもちろん,ワシントン・コンセンサスの盛衰も簡潔にまとめられているのが良い。

藤井良広(2010)
『EUの知識<第15版>』日経文庫,920円。
→ザックリとEUを知るのには一番お薦めです。やや教科書的ですが。

フランシス・フクヤマ(2006)
『アメリカの終わり』(会田弘継訳)講談社,1,800円。
→名著『歴史の終わり』もお薦めです。『歴史の終わり』では,ソ連の崩壊によって,「資本主義 対 社会主義」という戦いの歴史が終焉し,自由主義と民主主義の普遍性が説かれた。本書では,その本丸である米国の限界を説く。

森達也(2010)
『A3エースリー』集英社インターナショナル,1,900円。
→昨春に帰国して最初に本屋に行ったとき,スリーが発売されていることを知り,購入した。結局まだ読んでいないが,オウム事件は大きく動いた。本当の意味で動いたのか,動くのかは,依然不明。

ピエトラ・リボリ(2007)
『あなたのTシャツはどこから来たのか?』(雨宮寛・今井章子訳)東洋経済新報社,2,000円
→米国で育った綿花は,どのような過程を経て米国に帰ってくるのか? 綿花から布になり、Tシャツになり、古着となっても売られていく。そのプロセスを追うのは貿易の抱える問題も浮かび上がらせる。
[PR]
by kobayashi_seminar | 2012-07-29 00:31 | お知らせ | Comments(0)


<< 2012年9月のNHK 夏合宿2012 >>