ゼミ試に臨む商学部1年生へ


学祭の真っ只中ですが,
今週末が終わると,
いよいよ専門ゼミの個別ガイダンスが始まります。


商学部では数年前から総合学際ゼミが誕生し,
ダブルコアという形態が生まれたことで,
ゼミ,あるいはゼミ試というものが,
以前とはだいぶ雰囲気が変わったように感じます。
一昔前はゼミの定員が学生数の6割程度だったので,
ゼミ試は「第二の入試」という緊張感が凄かったです。


いまと違い,ゼミが3年から始まるというのも大きかったです。

御茶ノ水に行くと同時にゼミが始まる。

大学生活の新たなスタートを切るのがゼミ試という感じでした。


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緊張感は変わった気がしますが,
いまでもゼミの重要性は変わらないと思います。

相変わらずの内容ですが,
ゼミ試(専門ゼミ)を受ける人たち向けのメッセージを書いたので,
よろしければ読んでください。

少々長いですが・・・





入学からまだ半年あまりの1年生にとって,
“ゼミ”のイメージってどうなのでしょうか。
ゼミの研究テーマ,所属コース,教員,先輩,そしてもちろん同期の仲間など,
ゼミを形成している要素はどれも今後の学生生活にとって重要です。

ただし,
自分が入室したゼミで充実した日々を過ごすためには,
なによりも自分自身が,入室後に仲間と協力しながら積極的に活動し,
ゼミに貢献することが必要になります。

ゼミは大教室で行われるような受け身の講義ではありません。
入室後は,ゼミ員一人ひとりが主役になります。
授業中に報告するのも議論するのもゼミ員です。
ゼミを充実させることができるのは,みんなです。

明治大学の長である学長,商学部の長である商学部長,どちらも教員です。
体育会の運動部も,部長や副部長は教員です。
しかし,ゼミの長であるゼミ長はゼミ員の学生の誰かが担当します。
ゼミは学生主体なのです。

勉強以外でもそうです。
自分にはなにができるかを考え,行動しなければなりません。
ゼミからなにを得られるかは,教員を含めたゼミの一人ひとりが,
ゼミになにを与えることができるかにかかっているのです。


ゼミには様々な人がいることでしょう。

と言うか,そうであれば良いなと思っています。
勉強が得意な人も,遊びのほうが得意な人も,
頭を使うのが得意な人も,体を動かす方が好きな人も,
性格はもちろん,出身地あるいは国籍が異なる人もいる。

多様な特徴を持った人が集まるなかで,
相手を尊重しながら自分の個性を発揮し,
互いを補い合いながらある種の共同作業を進めていくのがゼミ活動なのです。

ゼミは,最初から気の合う仲間が集まって始めるわけでもないし,
価値観や考え方が違う人と出会うことにもなるでしょう。
そのなかで,一人ひとりが自分にできることを考え,実行することは,
会社,地域社会,あるいは国家やグローバル社会など,
どのようなコミュニティでも応用可能なだけでなく,
大学にまで進学することができた人間にとって義務でもあります


ゼミの主役はゼミ員一人ひとり。
誰一人,お客さんはいません。
これってとても大事なことです。

そしてこれこそ,社会の様々なレベルで応用・実践しなければなりません。

今年は東北を中心に大震災が発生し,
色々と考えされられた人も多いと思います。
人々の素晴らしさに感動した人も,
政府の不甲斐なさに落胆した人も,
お偉いさんやエリートってこんなもんかと思った人もいるでしょう。

ゼミ員にお客さんがいないように,
大学生,とくに明大生は,様々なレベルの社会のなかで
お客さんになってはいけないのです。
自分が所属するゼミ,クラス,部活,サークル,その他コミュニティ,
さらには日本,アジア,世界というレベルでも。


明治大学の校歌に,「眉秀でたる若人が,撞くや時代の暁の鐘」という節があります。
大学生というのは純粋な目で世の中を見つめて,
社会の理想を掲げることができる立場にあります。
また,学生時代に幅広い教養や知識を身につけ,
多くの経験や挫折を味わうことによって,
将来様々な場面で正しい判断や行動ができるようになります。
そのためには,学生時代にしっかりと勉強し,
様々なことに興味を持つことが必要となります。


現代の世界は,新自由主義的な価値観が岐路に立ちながらも,
それに変わるオルタナティブが模索されている状態で,
時代の大きな転換期となっています。
これまで以上に学ぶべきことが数多くあります。
ぜひとも学生生活を大切に過ごしてください。


この文章をここまで読んでくれた人は,
ゼミに何かを期待している,
あるいは心に期するものがある人たちかもしれません。
それを実現できるゼミをぜひとも見つけてください,
というか自分で苦労しながら築き上げてください。


前へ!!





白雲なびく駿河台より

小林尚朗
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by kobayashi_seminar | 2011-11-05 03:11 | お知らせ | Comments(0)


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